HOME > 目的別保険相談 > 火災保険・長期契約廃止前に確認しておきたい4つのポイント
損害保険会社大手各社は2015年10月、全国平均で約3.5%の火災保険の値上げを実施しました。
あわせて、長期契約の引受期間を最長で36年から10年までに変更しました。
要因としては、近年自然災害が増加しており収支が悪化していることと、異常気象による被害が年々増加しており将来の収支予測が難しくなっていることが挙げられます。
現在契約できる火災保険の長期契約は最長で10年です。
今後も、保険会社の収支が悪化するようなことがあれば、保険料は今後も値上がりし、引受可能な契約期間はさらに短くなる可能性があります。
1.保険料値上げの影響を受けにくい
たとえば、契約期間10年の火災保険に今加入すれば、この先10年間は保険料値上がりの影響を受けることはありません。
2.契約期間が長くなるほど保険料が安くなる
最長10年の火災保険を一括契約した場合、毎年契約を更新する場合に比べておよそ2年分もの保険料が割引になります。
古い火災保険は加入時期によって「時価」契約となっているものが多くあります。
「時価」契約では、実際の修理費より支払われる保険金が少なくなる事態が発生します。
その様な事態にならないためにも最新の「新価」契約への見直しをお勧めします。
火災保険は一括払いで契約していても、契約期間の途中で解約すると残りの期間のお金が戻ってきます。
どれぐらい戻ってくるのかは保険会社などによって多少変わりますが、
契約期間10年の火災保険を契約後5年で解約した場合、ある保険会社では支払った保険料の51%が戻ってきます。
ですので、上記のことを踏まえて、現在掛けている火災保険の契約内容をご確認頂き、必要に応じて補償の見直しをご検討下さい。
※本記事は、記事作成日時点での情報です。
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